【 医院開業時に考える電子カルテのメリット・デメリット 】


【 医院開業時に考える電子カルテのメリット・デメリット 】





 電子カルテを導入するにあたっては、まずその目的を明確にし、自院の体制を固めた上で、メリット・デメリットを検討する必要があります。

 メリット 

  1. 「情報の共有による地域連携」 の促進があげられます。
     病診連携、診診連携、医介連携を行う時に電子カルテを使えば、連携先に
     必要な情報を手早く正確に渡すことができます。

  2. 見読性の向上があげられます。

  3. インフォームド・コンセントの実施の上で効果的です。

  4. データ分析にも大きな力を発揮します。 どのような疾患の患者さんが
     多いのか、どの地域から来院されているのか、疾患の傾向などを調べる
     ことで、自院に求められている役割が見えてきます。


 デメリット 

  1. コストが大きくなり、導入の負担が増します。

  2. 診療科目により選べる機器やソフトの範囲が狭くなります。

  3. 機種により操作法や熟練度が違ってくるので、機種選定に時間が
     かかります。


診療科別に考えると、内科、整形外科、小児科、婦人科などは電子カルテとの親和性が高いです。 眼科や耳鼻咽喉科など、細かな検査が多い診療科では、自院の診療スタイルに合った電子カルテを慎重に選定する必要があります。 また、書き込む文章量が圧倒的に多くなる精神科や心療内科では特殊性がさらに高まり、導入に適した電子カルテも限られてくると言えます。





*上記に関するご質問は、下記連絡先までお問合せ下さい。

「 開業場所研究会 」 運営会社
テナントアシスト・ウイン株式会社
Email:fukui@tenant-aw.jp